サポジラの味と健康効果

ナトリウムとカリウム

 

 

ミネラル類は、人間にとって必要不可欠な五大栄養素のひとつで、体の組織をつくる原料となる成分です。人間の体の4%がミネラル類 (無機質)で構成されますが、人間は体内でミネラル類をつくることはできません。従って食品やサプリメントから補給する必要があるのです。

 

ミネラル類の中でも特に栄養素として欠かせないものが13種類の必須ミネラルです。その中で細胞の機能を維持する効果があるのがナトリウム、カリウムです。カリウムは体の組織を構成するための原料となります。こうした体の働きを維持、調節する作用は必要不可欠で、非常に重要な成分となっています。

 

また、カリウムはナトリウムと深い関係にあるのが特徴です。カリウムは、細胞の中では主にリン酸塩、タンパク結合物として存在します。ナトリウムは、細胞外液に多く含まれていますが、対するカリウムは細胞内の方に98%も存在しています。

 

深い関係についてですが、それは、ナトリウムを摂り過ぎることで体内量が過剰になると、カリウムが作用して、その過剰な分を体外へ排泄するからです。つまりナトリウムを多少余計に摂取しても、体内でカリウムが作用して、一定のナトリウム濃度を維持できるようになっているのです。

 

最近は加工食品が多いので、どうしても塩分を摂り過ぎる傾向にあります。つまりカリウムの摂取は特に必要とされるのです。また、カリウムには、高血圧の抑制効果、むくみ予防効果、筋肉を正常に保つ効果なども確認されています。